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女優 生稲晃子さんインタビュー

〈第1回〉 友人の勧めで受けた人間ドック

女優 生稲晃子さん 友人の勧めで受けた人間ドック

私は自治体の検診を毎年欠かさず受診していたのですが、2010年は育児や仕事などで忙しかったこともあり、申し込むのをうっかり忘れてしまったんです。今回はもう仕方がないな…と諦めかけていたところ、友人の医師に「それなら、人間ドックを受けたほうがいいよ」と勧められました。正直言って、人間ドックはちょっと面倒だなと最初は気乗りしなかったのですが、今から思えば虫の知らせだったのでしょうか、久しぶりに人間ドックを受けてみることにしました。
受診したのは、年明けの2011年1月でした。しばらくすると、まさかの再検査の通知。それまでずっと健康でしたし、人生で初めての再検査でしたので、何かの間違いだろう、ちょっと疲れていたから数値が悪かったのかな…くらいに呑気に構えていました。ところが、再検査の結果は、初期の乳がん。主治医の先生から正式に乳がんを告知され、手術の説明を受けたのは4月28日、くしくも私の43歳の誕生日でした。

「ラッキーながん患者」

マンモグラフィー(乳房のX線撮影)では左乳房にしこりのようなものが見つかったのですが、再検査で精査すると良性の線維腺腫であることがわかりました。一方、マンモグラフィーでは異常がなかった右乳房のほうに、超音波検査(エコー)でしか指摘できない小さな腫瘤があり、それが乳がんだったのです。腫瘤は乳頭の裏側にあり、自分で触っても見つけるのは難しい位置でした。 大きさは8ミリほどで、ステージ1。初期で発見されたことは「とてもラッキーだったんだよ」と、人間ドックを勧めてくれた友人の医師に言われました。がんと診断されたショックや恐怖はとても大きなものでしたが、もともと予定していなかった人間ドックを受けることになり、そこで初期のがんが見つかったのは、まさに「不幸中の幸い」で、「私はラッキーながん患者」だと前向きに考えるようにしました。

マンモグラフィーと
超音波検査の両方が必要

女優 生稲晃子さん マンモグラフィーと超音波検査の両方が必要 衣装協力:ABRAHAM

主治医の先生の説明によると、しこりの位置や乳腺の状態によって、マンモグラフィーと超音波検査は、それぞれ見つけるのが得意な病変と不得意な病変があるそうです。自治体の無料検診はマンモグラフィーだけの場合も多いようですが、「マンモグラフィーだけでは不十分なので、任意型の超音波検査も受けておく必要がある」と教えていただきました。
もしあの時、人間ドックを受けていなかったら…、がんが見つかっていたのが1年後や2年後だったとしたら…と考えると、恐ろしくなります。人間ドックを勧めてくれた友人の医師、そして初期のがんを見つけてくださった病院の先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
定期検診の大切さを痛感しました。講演などで乳がんの経験をお話する機会をいただいた時には、「ぜひ検診に」と呼びかけています。そして私のような例もありますので、マンモグラフィーと超音波検査の両方を時々は受けることをお勧めしています。

生稲晃子(いくいな あきこ)さん

「右胸にありがとう そして さようなら」

1968年生まれ、東京出身。 1986年6月フジテレビ系「夕やけニャンニャン」おニャン子クラブ、オーディション合格。1987年「うしろ髪ひかれ隊」でCDデビュー。おニャン子卒業後は、女優・リポーター・講演活動等で活躍。主な出演番組に「キッズ・ウォー」(TBS系)、「芸能花舞台」(NHK)、「ちぃ散歩」(EX系)等。
乳がん闘病を綴った「右胸にありがとう そして さようなら」(光文社)発売中。

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